 今回は公道でスピンしてしまった話しをしますわ!! 俺も運が良いというか、それなりにやらかしてはいるけど、大事にはなってないねんな。
スピンした場所の座標な!
34°42'58.6"N 135°22'41.5"E
場所は阪神高速3号神戸線の「武庫川出口」!! 兵庫や大阪の人間ならピンと来たんとちゃう!!wwww
いや〜やってもうたよ。雨の中で。今から20年程前の昔話やけど。クルマは三菱・ミラージュ(CA4A)な!
でも実は原因はタイヤにあると思ってるねんけどね。その時に履いていたリヤタイヤがね。 その前フリになるけど、リヤに履く前はフロントに履いてたのよ。で、スピンする少し前に夜に淡路島に行く用事があってな。その時に履いていたフロントタイヤが「トーヨー・トランピオ・ギューン」でな。 当時はギューンの後継モデル「Vモード」が発売されていてギューンは廃盤でね。どういう経緯でギューンを2本入手したかは忘れたけど、(多分ヤフオクw)初のトーヨータイヤで走りのブランドであるトランピオちゅうこともあって、フロントに持ってきたのよ。 リヤは多分フロントに履いていた「ブリヂストン・ポテンザRE-01」を追いやったと思うww
で、多分その組み合わせやと思うけど、夜に淡路島に向かって阪神高速神戸線を走ってての。そして途中からバケツをひっくり返したような大雨になってね。 夜で暗い(当時ね)垂水ジャンクションを大雨の中、必死に標識見て走ったわけだが、その時のギューンの印象が悪くの!wwww タイヤの接地感が希薄というんかの。ステアリングに手応えがあまり感じなくて水膜の上に乗ってような感じ。実際に水膜に乗ったらハイドロプレーニングを起こしてエンジン回転数だけバーンと上がるけど、それはなし。だからハイドロプレーニングは起こしてないと。 このフルウエットでのあまりの手応えの無さに嫌気がして、直ぐにフロントはポテンザに戻してリヤにギューンを持っていったと記憶してます。
で、雨の阪神高速神戸線ですよと! 雨の中を走っているワケは、当然、夜のM駐車場でドリフト特訓をする為ね。それ以外に当時神戸線を走る理由ないし!www
阪神高速神戸線の武庫川出口、知ってる人は説明不要やけど、知らん人の為にストリートビューで見てやってください。見事過ぎる下りのサブロクコーナーやから!!www
で、正に緯度経度のソコでスピンしたわけだが、その時はほぼ雨は上がってたように思う。そして攻めの走りではないけど、普通というか一般的な感覚なら、多分ハイスピード気味で回ってたと思う。
で、ふと、不安が過ったのよ! こういう夜の雨のサブロクコーナーでは「止まっているかのような速度で走るクルマがおる!!」ねんな。たまに。阪奈道路の下りサブロクとかな。
ここは防音壁は高いし、先が全然見通せんわけね。コーナーに入る前は結構直線が長いねんけど、自分の前に走ってるクルマがあったかどうか確認してなかってんな。実はもう少し先まで神戸線を走るつもりやったけど、雨が上がったから急いでM駐に行く必要ないかとなってな。 ほんでちょっと考えて予定外で武庫川で降りたのよ。だから前走車の確認が疎かやってんな。 それで、もし止まるようなスピードでサブロクを走るクルマがあったら危ない! という判断でスピードを意図して落とす為に…
ま、「FF車をスピンさせたくない時はアクセルを踏んでいればリヤは流れない」という絶対的な法則があるからな。
「FF車はコーナリング中にブレーキを踏めばオーバーステアになる」という絶対法則。 ←ブレーキ踏みっぱなしだとそのままスピンするからの。ABS無し車だと。 「FF車はコーナーリング中にアクセルを踏めばアンダーステアになる」とういう絶対法則。
コーナーの幅やアールや進入速度でアクセルワークは違ってくるけど、アクセルを浅く踏んで低い回転数を維持しつつ、曲がりを意識する時はゆっくり抜いたりとかね。 高速道のジャンクションなんかはそんな感じでCPではアクセル全開とかな。 FF車のCPでのアクセル全開は基本アンダーステアなので、後輪駆動車のイキリダッシュ失敗のようにドライバーの予期せぬオーバーステア(テールスライド)が発生してということはないからな!!( ̄∀ ̄)
イキリダッシュ失敗のオーバーステアの末路は「アクセルを抜くことも出来ずそのままスピンして回り切ってイン側の壁に激突」か「ビビってアクセルを全閉。するとリヤタイヤが急激にグリップを回復してカウンターステアが当たっている方向(つまりアウト側)に突進して壁に激突」のどちらかですね。
そういう動画のコメントに「カウンターを当てるのが遅い」というコメがあるけど、全然わかってないね。こういうコメをする人はドリフト走行が出来んヤツやと思うよ。 リヤが流れたら勝手にカウンターは当たるけど、グリップの回復とカウンターステアの戻しを同調させるスキルのことは語らんねんな。ま、どうでもエエかww
で、話しを戻して、俺はあの時、アクセルを抜いた瞬間だったか?? いや多分、アクセルを抜いて超軽くブレーキを踏んだ瞬間だったかにテールスライド発生な!! ←オーバーステア
これな〜。ズルっと来た瞬間に軽くアクセルを入れれば、ブレーキングドリフト走りと同質やからオーバーステアは収まったと思うねんけど… なにせコーナーリング速度を落とした理由が「もし止まりそうな速度で走るクルマがあったら追突するから」だったわけでwwww
だからアクセルを踏めんかったんよ〜!!
でももし「危ない!!」という判断でガツンとブレーキを踏んだら、前軸を中心に後軸が思いっ切り回転します。つまりスピンね。
俺がよく使う表現で、FF車の特性は「コンパスの針」。どういうことかというとコンパスの針が前輪。コンパスの鉛筆が後輪。そしてブレーキングが針を刺すということ。 コンパスの回転が横G(コーナリングG)ね。針を刺すことで鉛筆が回転すると。つまりオーバーステア発生。コンパスが回転しなければ針で止まるだけ。そこに横Gがあるから鉛筆が円を描くと。つまりスピン。もしくはオーバーステア。
というFF車の特性を熟知しているから、ブレーキを軽く踏んだ状態から、さらに強く踏むことはしなかったと。 スピンしてでも停止せなアカン状況でもないわけやしね。
で、アクセルも踏めん。ブレーキは当然それ以上踏めん。で、俺がとった行動は、そのまま超軽くブレーキを踏んだ状態を維持しつつ、クラッチも踏んでエンストを防止しつつ、目線はコーナーの出口方面を見るのは基本。で、そのまま様子見と。
で、なんとかハーフスピン状態を維持しつつ最終的には真横になって停止しました。(;´・ω・)
まぁ速度的には大したことがなかったからハーフスピンで止まれたと思うよ。 焦ってブレーキを強く踏んだら一気にスピンするし。テールスライドする直前の「ズル」っと来た瞬間ならアクセルオンで回避は出来たけど、リヤが結構流れた状態からアクセルオンするとカウンターステアが当たっている方向に突進するし。 (この「リヤが結構流れた状態からアクセルオンするとカウンターステアが当たっている方向に突進する」はドリフト走行ではなく通常走行やから。フロントにトラクションを掛けるとリヤも食うのよ。だからアウト側へ引っ張り出されるねんな。だからグリップ走行ではゼロカウンターを維持するわけやし。だからドリフト走行ではリヤが絶対食わないようにする為に山無し小径タイヤでロングサイドをカマすのよ!! 意味わかるかな??)
判断が難しかったよ。一瞬だからね。
俺のことを、よく「考えて走る人」と思われがちだけど、考えてるヒマなんて一瞬もないからなwwwww どう反応するか。だけな。その反応は反復練習で身体と脳に叩き込んだ動作を一瞬で引き出す行為な。そして行動する以上、自分ならやれる!と信じることかな。
最後になったけど、コレな〜、ただ単にトーヨー・トランピオ・ギューンがウエットに超弱かっただけという可能性も大いにあると思うねんな!wwww 以後、こんなにもウエットに弱いタイヤって経験したことないと思うねんな。
ちなみにRE-01やネオバAD07はフロントで高速道走行はハイドロプレーニング起こしまくったけど、リヤ履きならフルウエットの名阪Cコースの1コーナーをロングサイドでも、ほぼスピン無しの完璧なフルウエット用ドリフトタイヤやったからね。@175/60R14
ウエット&スノー&アイス・コンディションではアクセルを開けていればスピンはしない特性のFF車やから、今でもそれなりの速度で走ってるけど、あんなに簡単にスピンしたのはアノ時だけやねんな。 多分、ギューンの特性やと思う…ワカランけどなwwww
ついでに言うと、その反面、FF車はブレーキングでスピンする可能性が高いので、フルウエット&スノー&アイスでのコーナーへの突っ込みがシビアやねんな。 その状況で後輪駆動車はアクセルオンでオーバーステアが出るからコーナーの立ち上がりがシビアね。盛大にアクセルを開けられんと。
アルファロメオではハイドロプレーニング対策としてミシュランかピレリがメインやからね。145ではBSも履いてたけど、それはドリフト走行を降りてからのことなので、走りの評価そのものは難しいかな。
ウエットに超弱いと思われるトランピオ・ギューン… コレ何処で使い切ったかな。ちょっと記憶してないけど、多分、名阪Dコースのパイロン場でフロントタイヤで使い切ったんやないかなと。武庫川と垂水ジャンクションしか印象がないねんなww
20年程前の一瞬の思い出話に付き合ってもらって恐縮です! 他にも公道で間一髪で冷や汗かいたこと等も、もしかしたら語ることあるかもですww
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FFドリフト★ICE BREAKER
↓ FF車をオーバーステアにコントロールしてリヤを流すドラテクの解説はコチラ ↓
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